ババ抜きの罪悪感

会議とか調整とか、ツマラナイことに勤しんでも、自分にとっての「資本」にはならないから、うまく回避して、「資本」としてレバレッジが効く業務に集中しようぜ、という旨のツイートが、僕のタイムラインに流れてきた。

わかる。あの上司はオレンジ色が好きだから、パワポの強調色はオレンジにしましょうとか、AさんとBさんは仲が悪いのを活かして、この雑用を対消滅させようとか、日々積み重ねている実践の、自分の血肉とならずにするりと嚥下されていく感よ。こんなことで時間を潰しながら年を取って大丈夫なのかという焦燥感よ。

僕も隙あらばツマラナイことから脱出したいと願う。願うけど、ふと思ってしまうのは、僕が脱出しても、誰かがパワポの色で悩まなければならないし、誰かが雑用を処理しなければならないということで、ババ抜きを一人でうまくやり過ごすことに、チクっと心が痛むことも確かなのだ。